天才たちがた気づいた「挫折」と「自己実現」の関係性

いくつになっても、どんな環境に置かれていたとしても、「夢」を持ち続けるには何が必要なのか。

多くの天才たちはいつでも好奇心いっぱいで、 いかなる状況でも大きな夢を持ち続けていました。

何百回と失敗を重ねながらも夢を持ち続け、年齢を重ねるとともに夢はさらに拡大し、人生をかけて取り組んでいました。  

ただ強い意志を保つために努力していたわけでも、失敗に動じない不屈の精神が備わっていたわけでもなく、ときに彼らも自信を失い、失敗を受け入れることができずに未熟さを恥じたり、挫折やスランプを繰り返し希望を思い描けないような経験をしています。


しかし彼らが最終的に「夢」を諦めず、成し遂げることができるのは、挫折やスランプの一歩先にこそ、最も重大な発見があることを知っていたからです。 


物事がスムーズに進んでいる時、私たちは追い風に吹かれ、すべてが順調で正しい方向へ向かっているように感じます。  

反対に、四方八方に壁が立ちはだかり、前に進めず身動きが取れない時、間違った方向へ進んでしまったのではないかと感じます。 

常に自分が進んでいる道は 「正しい方向」なのか「間違った方向」なのかを考え、目の前の状況や結果を見て自分の考えや方向性を判断するようになります。 

人生で起こる様々な出来事や、仕事の成果、他者の反応に翻弄され、自分の考えや行動は「正しい」のだろうかとナーバスにもなります。 



多くの天才たちもまた、「自分の考えを判断する」ことを何度も繰り返し、翻弄される時期を過ごしています。 

そうして自分の答えが見出せなくなり、とことん追い詰められたところで、ある重要なことに気づきます。  


それは、『私たちのさまざまな体験は「正しさ」と「間違い」に分類することができず、「正しさ」と「間違い」の両極を繰り返し体験することで、ある種の「出口」のようなものを見つけ出そうとしているに過ぎない』ということです。 


その見えない「出口」を見つけ出すために、成功したり失敗したり、自分を肯定したり否定したりしながら、あらゆる角度から出口を探っています。 


物事がうまくいっている時だけが正解なのではなく、壁に直面し絶望している時が間違いなのでもなく、その両方を経験することによって物事の「全体像を理解する」ことが目的であり、次の人生のステージにつながる出口なのです。 

成功や結果だけを追い求め、挫折する自分を否定していては、 いくら新しい試みを繰り返しても同じトラックを何周も走っているだけで、自己実現に近づくことはありません。 


挫折やスランプの真っ只中にいると、多くの人が「夢」を思い描けなくなります。 

天才たちは、挫折やスランプという経験がなければ、「夢」を実現するために必ず必要な「全体像を理解する」という力が得られないことを、経験を通して理解しています。  

自分の才能を伸ばすことだけではなく、自分の限界を知ることや自分の底を知ること。 

そしてそれを素直に認めること。 

そのプロセスこそ、夢を実現するためのスタート地点に自立させ、次のステージへと前進させるために必要不可欠なのだと知っています。 




大事なのは「失敗」を「成功」に変えることではなく、「失敗」は知性を高め、「成功」はその知性を確かめるものであると認識することです。


仕事においての順調と停滞、人間関係の円滑と不和、身体の健康と不調、創作において才能を発揮できる時とうまく発揮できない時… 

さらに好調不調だけでなく、行動することと立ち止まること、外面と内面、陰と陽、男性性と女性性、社会性とプライベート、精神性と現実、個と全体など。 

あらゆる対極の関係にあるものも、各々の良し悪しや特性に価値を見出すのではなく、両極を知って「全体像を理解する」ことが最も重要なことです。  


「全体像を理解する」ことでしか、それぞれの性質をうまく発揮することはできません。  

どちらか片方を重視したり、どちらか片方だけを極端に発揮すると、その性質のネガティブな側面が現れてしまいます。  

何事も行動で乗り切るということだけを重視すれば、目的からズレたり、戦略の立っていない無謀さが露呈します。

自分を許すこと、自分の気持ちに正直であることのみを重視していれば、怠惰と自制心の欠落により自立できなくなります。 




片方に偏っている限り、かならず成長を止める作用が働きます。  

私たちは振り子のように両極に触れながら、全体像を知り法則性を理解し、各々の性質を使いこなせるレベルにまで進化していくのです。 


だからこそ天才たちは、さまざまなものの共通点を見出し、バイオリズムを理解し、複数のもののバランスを取る方法を知り、切り分けて整理するべき段階と、全体を統合していく段階を見極める力を持っていました。 

失敗や挫折、正しい答えがわからなくなるような経験は、「夢」を実現するための立体的な思考(創造脳)を養っていることを覚えておいてください。 


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自分を客観的に見ることができれば、一見「夢」から遠のいているように感じても、着実に実現に近づいているのだと理解できます。 

天才たちが決して「夢」を諦めなかったのは、根性でも強い意志でもなく、繰り返す挫折を通してこの仕組みに気づいていたからなのです。  

人生のすべての経験は、「夢」に近づくための新たなステージの入り口であり、過去の経験を未来に生かすための新しい世界への出口に通じています。 


大切なのは、自分自身を俯瞰する力。  


高い視点で客観視することで、どのような状況においても現状に振り回されることなく、確実に成長し自己実現の道を歩むことができます。  


自分自身を俯瞰する力こそ、天才たちが共通して培った視点であり、アイデアのソース。 

自らの天才性を思い出す「創造脳」を使った多層的な思考の世界なのです。 


 かとうゆか 




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