コミュニティ時代に知っておきたい「人間関係」の5つの条件


私には夢があります。それはジャンルや特性、性別、年齢、国籍などの違いを超えて、「志」と「ヴィジョン」でつながる「国づくり」。既存の「国家」のイメージとは異なり、人が調和的に共存する世界をつくりたいというものです。

これまでもこれからも活動の根本は、この「夢」につながっています。

なぜそんな世界をつくりたいかといえば、「あらゆるアイデアをとことん自由に創造したい」という思いが根底にあります。そのためには人と人とがクリエイティブにつながり、化学反応を起こしていくことが重要だと考えています。

志のレイヤーとヴィジョンを共通認識できれば、違いがあるほど、お互いを尊重しあい補いあう関係性が築けます。


もっとシンプルな言葉を使えば、

「志」は「精神性」、

「ヴィジョン」は「目的」です。


精神性と目的によって人が集まった時、それぞれの想像を超えた、一人では実現することのできないスケールとクオリティの創造が可能になります。

そんな共同創造をしていく仲間の連鎖や、小さなコミュニティの集合体こそ、私が思い描く新しい時代の「国」のイメージです。

しかし人と人との関係性は、最も重要なテーマであると同時に最も難しいものでもあります。

複数の人が集まると、そこで新しいものが生まれて一体感を得られることもあれば、対立やミスコミュニケーションが起ることもあります。



人と人とがお互いの良さを引き出し合う関係性で、どうすれば融合していくことができるのか。パートナーシップ、家族や友人との関係性、ビジネスや経済活動、趣味嗜好に関わる分野においてもかならず、「人」との関係性というテーマを避けては通れません。

私はこれまで「自分」と「他者」との関係や、「自分」と「世界(現実)」との関係などについてかなり長期間、多角的に研究してきました。

自分の人生のなかで実験を繰り返しながら、「他者や世界との関係性」。「生きることの意味」などを分析してきました。

それぞれの人が、違いを超えて志やヴィジョンでつながる「国」をつくるには何が重要なのか。

この夢を追求する上で明確になったポイントをシェアしたいと思います。


日常での人間関係やコミュニティ、経済循環など、あらゆる場面で人と人とが良い影響を与え合う条件でもありますので、できるだけ取り入れてみてください。


1:自我が解体できている
2:精神的価値が似ている
3:目的やヴィジョンが共通(共鳴)している
4:自分の本質的な望みが理解できている
5:どんな人の役に立てるのかを理解している


これらの条件が整った上で人が集まると、自然と豊かな循環の連鎖が起き、お互いの人生と可能性がどんどんスピードアップしていくことになります。

全体が生命体のように連動して新しいクリエイションを起こすようになっていきます。




1:自我が解体できている

これは本質的な自分とは異なり、対外的な仮面を外すことができているかということです。

他者の評価や自己否定によって生まれたアイデンティティの「自分らしさ」に縛られていない人と出会うためには、できるだけ自分の自我を解体していくことが重要です。

極端な自己主張や極端な謙遜、承認欲求や自己卑下が強い人、自分に対するこだわりと思い込みが強い人などが集まると、かならず人間関係のトラブルが起こりやすくなります。

自我が解体できていないと、「自我のフィルター」を通して相手を見るようになるため、本質同士で向き合うコミュニケーションではなく、「仮面」と「投影」の歪んだコミュニケーションを起こすことになります。



2:精神的価値(レイヤー認識)が似ている

ここでは、精神的価値のレイヤーが近い人を指しています。もっと詳しくいうと「視点」の数が単一的な人なのか、複数を同時に認識できる人なのかという違いです。

「精神的価値」は、物事を理解する「視点」の数に比例します。物事を表面的に見る、一点だけを見る、流れで見る、俯瞰する、全体を隅々まで見る、時系列で見る、相手の立場になって見る、自分の中心からぶれずに見る、さまざまな視点が存在しています。

さらに、その複数の視点を同時に認識して関連性を正確に導き出せるかどうかが重要です。

単一的視点なのか、多層的に物事を捉えることができるのか、その視点の数によって精神的価値のズレが起こります。





3:目的やヴィジョンが共通(共鳴)している

自我が解体できており、視点の数が近似している人であっても、ヴィジョンの方向性や規模がマッチしなければ、建設的な融合は起きません。気の合う友人や仲間になったとしても、未来を共同創造する関係性になっていくことはないでしょう。

他方、自我解体の段階や視点の数に違いはあっても、ある程度自立した精神を持ちあわせていれば、目的やヴィジョンでつながっていく人もいます。共通の目的やヴィジョンを持つことで、お互いの持つ視点や観点を学び合い、自分を省みながら自我解体を加速させることができます。さらに目的やヴィジョンの創造プロセスのなかで、互いに成長しあえる仲間になっていきます。

しかし、いくら目的やヴィジョンがマッチしていても、自我に固執したり、自分の視点の偏りに気づいていない人とは、建設的な関係性を築くことはできません。

また、目的やヴィジョンの規模が小さいと、現状からの成長を止めてしまいます。視点の数を増やし続け、自我を解体し続けることが「成長」です。大きな目的は、必然的に成長を後押ししますので、現状に満足してヴィジョンを思い描けない人は、豊かな人間関係を築くことが難しくなります。




4:自分の本質的な望みが理解できている

自分が何を望んでいるのか、自分の欲求が明確になっている人同士が集うことで、熱量がさらに増していきます。お互いが望む生き方や世界を実現するために協力しあう、強い動機が生まれます。但し、自我解体ができていない状態での欲求は、その人の本質的な望みではなく、「自分らしく生きる」ことを制限した、歪み偏った欲求です。そのような欲求は暴走しやすく、自分自身も他者も傷つけてしまいます。

自我解体が完璧とは言わずともある程度の段階まで進んでいることで、他者とのヘルシーな関係性が築けます。




5:どんな人の役に立てるのかを理解している

自我を解体し、本質的な自分が望む生き方や在り方を選んでいくことで、人や社会にどのように影響していくことができるのかを考えましょう。日頃から自分はどんな人の役に立てるのか、どんな社会貢献ができるのかを考えておくことで、出会う人や関わる人のニーズを埋めることができます。

ここで重要なのは、自我解体や自己確立ができていない状態で、人に役立つことや社会貢献に着手することは、現実逃避につながるということです。

常に大きなヴィジョンや目的を持つことは重要ですが、現在地とのギャップを埋める確実な行動も必要不可欠です。


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自己実現のための4つのステージ

この記事の中の「 3:自己を確立するためのステージ 」に立ってようやく、人への貢献がうまく循環していく段階ですので、「1:マイナスからゼロに戻すステージ 」「2:スタートを切るための準備を行うステージ 」の人は、まず人に貢献するよりも自分の人生を立て直すことに集中してください。



天秤座のシーズン(9/23〜10/23)はまさにこういった「人間関係」のテーマについて掘り下げるのに適したシーズンです。

もちろんこのシーズンだけでなく、これからの時代に必要なコミュニティづくりにおいても大事な要素なのではないかと思います。


かとうゆか


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