「感じる」ことを、明確に言語化することによって磨かれる美意識と知性


この世界をどれだけ分解し分析できるだろうか。普段の私はいつもそんなことばかり思い巡らせています。

目の前で起こる出来事、過去、未来、出会う人の人生、すべての成分を見抜き、その配合を分析するということに没頭し、常に脳内は忙しく動いています。

目を通して入ってくる情報、体感から伝わってくるもの、音やバイブレーション、空間の緊張感や緩み、心理的なレイヤーや幾何学的な思考の構造、常に世界がどんな配合でできているのかを、毎日毎日読み解き続けています。


それは私にとってごく自然なことで、脳内でオートマチックに分析が始まります。

感性や美意識、心で感じられるものを、ロジックでは切り取ることのできないものだと、多くの人が思っていることを最近知って驚いたほどでした。

「曖昧な感覚をただ感じるままで、分析しないんだ!?」

徹底的に分析をする私のほうがおかしいと思うのですが、自分にとって感覚的な知覚領域は、曖昧な心と意識、感受性の世界ではなく、明確な数字や角度、構造体の世界として認識しています。

感動が数で表されたり、美しさが幾何学で解説できたり、安心感の内容成分が解説できたり、作品が出来上がるまでの作者の意図が原理的に紐解けたりします。

熱量を内包すれば、実物や経験、感覚よりも、情報量がかなり限定される「言葉」を使って言語化すことはできると思っています。



「感覚をロジックに落とし込んで捉える」という視点で見る世界の面白さは格別で、物事の「成り立ち」「骨格」「命」がすべて明確になっていきます。

命がなぜ存在するのか、世界はなぜ歪むのか、人はなぜ人生に向き合うのか…

一見哲学的な問いに対して、十分な論理的証拠を見つけ出すことができるのです。


曖昧な感覚的知覚領域を言語化すること。

それはアートにおける論理的な作業です。


そんな、普段私がオートマチックに行なっている感覚や視点の分析、思考の使い方をある程度シンプルな方法で再現できるように解説したものが「天才の教科書」です。

できる限り日常生活に馴染む言葉を選んで書きましたが、意味や価値がわからない方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

物事の成り立ちが、「目に見える部分+思い、センス、考え方」などで組み立っていると考える人には、全く意味がわからない内容だと思います。

「支離滅裂」というご感想もいただきましたが、その方の認識している領域の外側の話を書いているので、ある意味その感覚は間違いではないと思います。

受動脳が固定化された状態で読むと、全く意味がわからない内容です。


ビジネス書コーナーに分類されてはいますが、「天才の教科書」は「アート的知性」を目覚めさせるものです。

時代の変化とともにこれからのビジネスパーソンは本質に立ち返ることが求められるため、表面的な結果論や精神論だけでは通用しなくなってきています。

「本質」を理解する感覚や、美意識を鍛えることは必要不可欠であり、そういった意味でビジネスの分野でも重要なコンセプトだと感じ、ビジネス書としてリリースしました。



書籍を通じて伝えたいことは、日常の知覚領域や思考の範囲の外側の世界を、ロジカルに捉える力を養うことです。リベラルアーツ的な読み物であり、ノウハウ書でも自己啓発書や成功本でもありません。


奥行きの世界であり、物事に内包された精神活動による成り立ちの世界。


古代より学問の基本であった「⼈間を束縛から解放するための知識や、⽣きるための⼒を⾝につけるための⼿法」がリベラルアーツです。

リベラルアーツ的な知性が身につくと、生きている時間のすべてを楽しめるようになり、世界が美しく色鮮やかに見えるようになります。目に見える物質や経験のなかに閉じ込められた「命」を感じることができるからです。

無機質に見えていた自分にとっては無意味に感じるものも、意味のない失敗だと感じる過去も、ただ当たり前の日常も、すべての中にある「命」を見いだすことができる。

単に「感じる」を超えた、知的な覚醒のような感覚を得ることができます。

さらに、私にとって「書籍」は価値観を共有できる仲間探しのアイテムでもあります。

すべての人に理解してもらうものではなく、この視点や価値観に共鳴するクリエイターや表現者、ビジネスパーソンとつながっていくことに大きな意味を感じています。

理解者がいることはとてもうれしいことですし、多くの人にとって今は「価値がわからない」というものでなければ、すでに情報は溢れているため私が書く意味がないと感じています。




ブログやコンテンツ、書籍、動画など様々なメディアで言葉を使って発信し続けてきましたが、この秋さらに面白い試みをスタートします。

動画メディアで、知覚領域拡大と知的なインスパイアーが起こるトーク番組をスタートします。感性と知性の「未体験部分」を言葉にしていく内容になると思います。

リベラルアーツの研究者でラーニングクラスを開催する知的美女、岡崎直子氏と、毎回掲げるテーマについて語る番組です。

彼女とはプライベートでも交流があり、会うたびにいつもお互いに知的発見とインスパイアーが起こる数少ない人物です。

私はいつも彼女の研究してきた内容や高度な知識を聴き、ぐんぐん吸収して自分の人生に実践的に活かせるように分析することを楽しんでいます。

二人で話していると世界の成り立ちの解読がどんどん進むので、とても面白く話が尽きません。そんな普段の知的コミュニケーションを動画で公開したいと思っています。

日常生活ではあまり使わない感覚が刺激され、人生や仕事、クリエイション活動の思わぬヒントやインスピレーションにつながるのではないかと思います。

リベラルアーツ的な考え方を、ラフなトークで深める番組。

価値観や世界観、視点や物事の捉え方、脳の使い方など、新しい刺激として楽しんでもらえたらと思います。乞うご期待!


かとうゆか



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