原体験から「やりたいこと」を見つけ出す5つのステップ


生きかたの自由度が広がる現代において「やりたいこと」を見つけるのは簡単なことではありません。 選択肢が増え、あらゆるものを目的に応じてカスタマイズできるようになった今、無意識に私たちは「自分にいちばんフィットする生きかたとは何か?」を模索するようになります。 


もっと自分らしい生きかたがあるのではないか?

もっと自分の才能を活かす働きかたがあるのではないか? 


そんなことを考えながら、自分に最も合うライフワークを見つけるために、情報を集めたり新たな体験や出会いを求めながら生活しています。 インスパイアを受けるためさまざまな場所に足を運んだり、他者から影響を受けたりしながら視野を広げようと努力している人も多いのではないでしょうか。 

 しかしやりたいことを見つけるには、視野の広さにあわせてもうひとつ大事なことがあります。

 それは、思考の深さ。とくに自分自身の内側を掘り下げて分析するチカラが重要です。 




原体験を探る

#今週のかねことにも書きましたが、自分を突き動かす原体験を探ることは「やりたいこと」を見つけるために必要不可欠です。 


 〈かねことからの抜粋〉 

#今週のかねこと。2/11〜2/17 

「原体験と社会課題。自分と世界の共通テーマを探る。」

 自分ごととして、情熱をもって取り組むことのできる利他的な活動は、ひとの心を打ち、自身の存在意義を感じることにつながります。 自分が最も興味をもち強く心を動かされた体験が、社会との接点として紐づくことにより、私たちは社会循環の一部として機能し、自分一人では実現できなかった課題をクリアすることができます。

 感動や興味だけでなく、衝撃、悲しみ、ときに怒りを含むような原体験から、使命ともいうべき情熱を感じることができます。 感情は原体験からの強い目的意識を思い出させてくれます。しかし、その原体験を元に自分の人生や周囲の人の幸せを実現することや、社会課題を解決するための行動をとる際には、感情にとらわれない俯瞰した視点が必要になります。 


 つづきはこちらから 



原体験を見つける方法 

自分にとっての「やりたいこと」に直結する原体験を探し出すには、これまで自分の人生に起きたあらゆる体験や出来事を振り返る必要があります。


 1:まずは記憶を遡る 

 2:その時感じていたことを思い出す 

 3:隠れた感情や未消化な気持ちに気づく 

 4:どんどん気持ちを吐き出す 

 5:改めてその時の状況を客観視する 


 このプロセスを繰り返すと、経験を通して強く感じたことや得たものが理解できるようになります。 1〜5のステップすべてを書き出すようにします。

書くことを目的にすると、失われていた記憶が蘇り、隠れていた感情が溢れ出し、あらゆる経験が自分の人生にどのような影響を与えているのかが理解できるようになります。 




原体験に紐づいた「隠れた気持ち」を出し切る 

原体験を探りはじめると、あらゆる体験や出来事をこれまでとちがった角度で捉えられるようになります。  

出来事を良し悪しで捉えてしまうのは、その出来事が与えている成長要素に気づけないからです。 失敗に思えること、後悔していること、理不尽だと感じたことでさえ、自分自身や人生に対してプラスの影響を与える側面をもっています。 

具体的に役立つものでなくとも、人の痛みを理解できる器をつくることもあります。 起きた出来事に感情的にとらわれているうちは、プラスの影響に気づくことはできません。 そのため、自覚できていない隠れた気持ちに気づいていくことが重要です。  

隠れた気持ちに気づき、感情に正直になり、泣いたり怒ったりすることは大事なプロセスです。出し切らなければ、出来事を冷静に客観視することはできません。 




体験を別の角度で捉えなおす 

隠れた気持ちを出し切ると、不思議とその出来事がまったく別のストーリーのように感じられます。 なぜなら主観への固執がなくなるからです。主観を把握できると、自分の中での満足感が増幅し、物事を冷静に客観視したり俯瞰できるようになります。  

出来事の背景にあるものが浮かび上がってきます。 なぜその経験をしたのか、関わった人はどんな考えや思いを抱いていたのか、環境や時代背景などに目が向くようになります。 そうすることで、同じ記憶でもまったく異なる解釈に書き換えられていきます。 


主人公目線で見ていた世界を、ほかの登場人物やストーリー全体を見ている監督のような視点で捉えるようになると、どのような経験にも未来への糧になるものがあるのだと理解できます。 

 原体験は動機、視野を広げることは手段を見つける 情報収集や人間関係を通じて自分に合う生きかたや働きかたを探すことはとても有効ですが、「自分」そのものを知るには原体験への掘り下げが必要です。 原体験が活動動機につながり、目的意識やモチベーション、人を動かす熱量を生み出します。


その目的意識があってこそ、外部からの情報や刺激をうまく受け取ることができます。 

自分のなかにアンテナが立つ、自分の人生の軸にあるものが明確になる、どの方向へ進むべきかを指し示すコンパスを構築する。 自分がやりたいことを見つけるには「原体験」を探ることが最短距離です。 


 かとうゆか 



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